Appleが先日販売を開始した紛失物トラッカー「AirTag」の精密検索機能に、隠されたデバッグモードが存在することがわかりました(MacRumors)。
精密検索機能はiPhone 11およびiPhone 12といったU1チップを搭載したiPhoneの「探す」アプリで利用できる、AirTagの位置を正確に特定するための機能です。
デバッグモードはiOS 14.5のほか、iOS 14.6のベータ版に搭載されていて、精密検索画面でアイテムの名前を4回タップすると有効にすることができます。隠しモードでは、加速度計やジャイロスコープの座標、触覚フィードバック、画面の解像度、トラッキングアニメーションなど各種の診断情報がリアルタイムで表示されます。
この機能はRedditユーザーのcyem氏が、AirTagの性能に不満を感じ、偶然発見したとのこと。表示された情報を一般ユーザーが有効利用するのは難しそうですが、水面下でどのようなデータが利用されているのかが分かる興味深いモードだといえそうです。