AlmaLinux 9.4正式版がリリース - RHELの非推奨ハードウェアを独自にサポート

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2024 05 06 almalinux 9 4 stable

AlmaLinux OS Foundationは5月6日(現地時間)、「AlmaLinux 9.4 “Seafoam Ocelot”」の正式版をリリースしました(公式ブログ)。

現在、Intel/AMD (x86_64)、ARM64 (aarch64)、IBM PowerPC (ppc64le)、IBM Z (s390x)アーキテクチャ向けのISOファイルを公式サイトからダウンロードすることができます。

AlmaLinuxはRed Hat Enterprise Linux(RHEL)互換のLinuxディストリビューションで、最新版ではRHEL 9.4に含まれている各種の新機能が導入されたほか、アップストリームのRHELで非推奨化された一部のデバイスのサポートが行われています。

マシンのセキュリティとデータ保護を強化するためのアップデートが導入され、Webコンソールやシステムロールが強化されました。システムの可用性と信頼性を向上させ、リカバリ操作を容易にし、ハイブリッドクラウド環境の仮想マシンのスナップショット機能を強化することを目的とした機能も導入されています。新しいシステムロールにより、論理ボリュームマネージャ(LVM)スナップショットの作成と管理が可能となり、データのバックアップとリカバリプロセスが改善されています。

古いハードウェアの拡張サポートを提供することで上流となるRHELとの差別化も行われています。

これには以下のようなハードウェアが含まれています:

  • aacraid - Dell PERC2, 2/Si, 3/Si, 3/Di, Adaptec Advanced Raid Products, HP NetRAID-4M, IBM ServeRAID & ICP SCSI
  • be2iscsi - Emulex OneConnectOpen-iSCSI for BladeEngine 2 and 3 adapters
  • hpsa - HP Smart Array Controller
  • lpfc - Emulex LightPulse Fibre Channel SCSI
  • megaraid_sas - Broadcom MegaRAID SAS
  • mpt3sas - LSI MPT Fusion SAS 3.0
  • mptsas - Fusion MPT SAS Host
  • qla2xxx - QLogic Fibre Channel HBA
  • qla4xxx - QLogic iSCSI HBA

AlmaLinux 9.4の変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。

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