Googleは数年前より、AndroidやChrome OSとは異なる、全く新しいオペレーティングシステム「Fuchsia OS」を開発中であるとされています。
今回このFuchsia OSをAMDベースのChromebookで動作させるための準備が進められていることが分かる変更が、ChromiumのGerrit ソースコード管理システム上に発見されたことが分かりました(9to5Google)。
コメントによると変更は、Gruntボードを搭載したAMDのChromebookで、(Fuchsia OS)のZirconカーネルを起動するためのマルチブートサポートを追加するもののようです。
grunt: Enable multiboot images
Enable multiboot support for booting Zircon kernels
変更を行った開発者は「実際にテストするためのボードを持っておらず、まだZirconカーネルがAMDで動作するとは思わないが、Fuchsia OSチームが開発するためにマルチブートを有効にする必要がある」とコメントしています。
Fuchsia OSが具体的にどのようなものになるのか現段階では謎につつまれていますが、HP Chromebook 14やAcer Chromebook 315といったAMDプロセッサを搭載する最新型Chromebookでの動作も視野に入れた、幅広いハードウェアを対象としたオペレーティングシステムとして開発が進められていることがわかります。