Windows 11の次期機能アップデート「Windows 11 Version 24H2」では、分岐予測の最適化が行われ、AMDプロセッサのパフォーマンスが大幅に向上することが判明しています。
残念ながら、Windows 11 Version 24H2はまだ「Copilot+ PC」以外では一般公開されていない状態ですが、本日公開されたプレビューアップデートKB5041587には、24H2で行われた分岐予測の最適化がバックポートされている事がわかりました。
22H2/23H2環境ではのKB5041587をインストールすることで、Ryzen 7000またはRyzen 9000シリーズプロセッサーを搭載したPCのパフォーマンスが無料で向上することが期待できます。
AMDは次のような公式コメントを発表しています:
We wanted to let you know that the branch prediction optimization found in Windows 11 24H2 has now been backported to Windows 11 23H2. Users will need to look for KB5041587 under Windows update > Advanced options > Optional updates. We expect the performance uplift to be very similar between 24H2 and 23H2 with KB5041587 installed.
Windows 11 24H2で発見された分岐予測の最適化が、Windows 11 23H2 にバックポートされたことをお知らせします。ユーザーは「Windows Update > 詳細オプション > オプションの更新プログラム」でKB5041587を探す必要があります。KB5041587をインストールした場合、24H2と23H2のパフォーマンスはほとんど変わらないと思われます。
なお、KB5041587は「設定 > Windows Update」で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにすればダウンロードすることができます。
KB5041587で分岐予測の最適化が行われることで、パフォーマンスが最大11%向上すると見込まれます。ただしKB5041587はプレビューアップデートであり、何らかの不具合が含まれている可能性もあります。現状に不満がない場合、来月の月例更新プログラムを待った方が安全かもしれません。
[via Neowin]