以前AndroidをNintendo Switchで動かすことに成功したSwitchrootチームが、より新しいAndroid 10を動作させることに成功したことがわかりました(The Verge)。
Modは特定のSwitchモデルでのみ利用可能ですが、ゲームやエミュレータ、NetflixやTwitchなど、Androidの提供する機能をSwitch上で実行することが可能です。
最新アップデートでは、Joy-Conのアナログスティックに対応し、数週間持続することができるディープスリープや、Over-the-Airアップデート、切断される頻度が少なくなった改良Wi-Fiのサポートを提供します。
Switch上で動作するAndroidはもちろん非公式版で、LineageOSチームもこの移植を公式にサポートしておらず、NvidiaのShield TV用に作られたOSの修正ビルドをベースとしています。Androidを動作させるために、チップセットとバッテリーがアップグレードされる前のSwitchが必要で、Switch Liteには対応していません。
インストール可能なSwitchを持っていたとしても手順を間違えるとSwitchが動かなくなる可能性があるため、実行には細心の注意が必要となっています。
新バージョンの新機能は以下の通りです。
- Android 10 Lineage 17.1をベースに。
- OTAアップデート。
- アナログスティックとレールの完全なJoy-Conとプロコントローラのサポート。
- Hori Joy-Con対応。
- 数週間持続するディープスリープ。
- Android TVベースのビルド。
- 静かな動作のためのファンプロファイルの再構築。
- 解像度スケーリング機能を備えた最適化されたドックサポート。
- USB-PDとサードパーティ製ドックをサポートする充電器ドライバの書き換え。
- タッチスクリーンドライバの最適化。
- hekateパーティションツールによる簡単なインストール。
- リワークされた、よりシンプルな電源プロファイル。
- ドロップアウトが少なくなり、大幅に改善されたWiFiドライバ。
- Shield TVリモートアプリをサポートし、簡単にドッキングコントロールが可能に。
- ペイロードへの再起動をサポート。
- 改良されたBluetoothアクセサリーのサポート。
- 自動回転のサポート。
動作する様子を動画で確認可能です。