米Googleは23日(現地時間)、Android Developer Summitにて、IntelliJベースのAndroid用統合開発環境「Android Studio 2.0」のプレビュー版を発表しました(Android Developer Blog、slashdot、TechCrunch日本版)。プレビュー版はcanary release channelで提供されるほか、Windows/Linux/Mac用のインストールパッケージを直接ダウンロードすることもできます。
2.0 Previewは、配信とテストの高速化に主眼を置いた新機能の追加が行われていて、なかでも注目の新機能「Instant Run」は、開発者がコードの変更の影響を即座にエミュレーターや実機で確認することができる機能とされています。
Instant Runでデバッグ高速化
Instant Runは、Android Studio 2.0で新規にプロジェクトを作成した際は初期状態で有効になっており、既存プロジェクトでも「Settings/Preferences > Build, Execution, Deployment → Instant Run」から「Enable Instant Run...」にチェックを入れることで有効化できます。
使用方法も簡単で、これまで通り「Run」ボタンでアプリを実行した後、ソースやリソースを編集し、再度「Run」ボタンを押すだけで実行できます。
緑のAndroidアイコンを追加し「Instant Run」で確認するデモ動画が公開されています。
GPUプロファイラ
またOpenGL ESを使ったAndroidコードのプロファイリングを簡単化する「GPUプロファイラ」が追加されています。現在まだ開発の初期段階ですが、GL FramebufferやTexturesの状態を記録しパフォーマンスの分析を行うことができるツールです。