メニューバーにさまざまな色や形のドットを表示できるだけという、超シンプルなOS X用のメニューバーアプリ「AnyBar」が公開されています。オープンソースソフトなので自分でコンパイルすることもできますし、Releasesからバイナリをダウンロードすることもできます。
AnyBarの使用方法や目的は特に決まっておらず、ドットの色の意味や、色の変化が何を意味しているかは、自分で決めることができます。例えば、シェルスクリプトやプログラミング言語からお手軽に操作できる、インジケータとして使うのが良いかもしれません。
目次
使用方法
AnyBar.appを起動し、コマンドラインからUDPポートを使って通信・操作できます。
echo -n "red" | nc -4u -w0 localhost 1738
するとドットの色が赤に変わります。echoの後ろの部分のパラメータとして以下の文字列を指定することができます。
- black
- blue
- cyan
- green
- orange
- purple
- red
- white
- yellow
- question
- exclamation
- quit(終了するスペシャルコマンド)
普通に起動するだけだとドットを1個しか表示できませんが、ポートを変更することで複数のドットを表示することもできます。
$ ANYBAR_PORT=1788 open -n /Applications/AnyBar.app $ echo -n "blue" | nc -4u -w0 localhost 1788
ドットを追加してその色を青に変更してみました。
実際の画面はこのようになります(メニューを表示しているのは赤ドット)。
まとめ
AnyBarは特に何のためという使用目的は決まっていないので、使い方は自分で見つけるしかありません。例えば、ビルドが成功したら緑ドット。ビルドが失敗したら赤ドットを表示するような使い方をすれば、開発用とでも使えそうです。可能性は無限大?