Appleは先日、新型のiPad Proを発表し、薄さをアピールする広告動画「Crush」を公開しました。
動画は楽器や絵の具、カメラのレンズ、本、映画のキャラクター、彫刻などが大型プレス機で破壊されるなか、5.1mmのiPad Proだけは破壊を免れるという内容でしたが、物に対する敬意が感じられないなどとして、批判を集めていました。
今回、Appleはこの批判に応え、Ad Ageに対し「この動画は的外れだった」と謝罪のコメントを提供しています。マーケティング・コミュニケーション担当副社長であるTor Myhren氏は次のように説明しています。
Creativity is in our DNA at Apple, and it’s incredibly important to us to design products that empower creatives all over the world. Our goal is to always celebrate the myriad of ways users express themselves and bring their ideas to life through iPad. We missed the mark with this video, and we’re sorry.
クリエイティビティはAppleのDNAであり、世界中のクリエイターに力を与える製品をデザインすることは、私たちにとって非常に重要です。私たちの目標は、iPadを通じてユーザーが自分自身を表現し、アイデアを実現する無数の方法を常に称賛することです。私たちはこのビデオで的外れなことをしてしまいました。
「Crush」広告動画は、Tim Cook氏のXアカウントと、Appleの公式YouTubeチャンネルではまだ公開中ですが、テレビを含む有料メディアで放送する計画は中止となった模様です。広告は代理店ではなく、Appleが社内で制作したものだとのこと。