比較的最近リリースされたAppleデバイスで、ホワイト(#ffffff)より7倍明るい「スーパーホワイト」を表示する方法があることがわかりました(Hacker News)。
スーパーホワイトは、GitHubに掲載されているデモ動画や、背景がスーパーホワイトのQRコードのサンプルで確認することができます。
デモが動作するためには、OS、ブラウザ、ディスプレイがHDRコンテンツの表示に対応している必要があり、ハードウェアの低消費電力モードはオフになっている必要があります。以下のハードウェアで確認済みとのことです(リストにはありませんが、iPhone 12 miniでも眩しく表示される事を確認).
- iPad Pro (M2), built-in display
- iPhone 13, built-in display
- MacBook Pro (M1), built-in display
スクリーンショットでは分かりませんが、最新のiPhoneやiPadでデモを確認すると最大7倍明るく表示されるそうです。
作者によると、これはsRGB色空間の標準的な範囲から大きく外れた明るさの色を表示することで動作し、CSSカラー(rgb(999,999,999)は使えない)や、広くサポートされている画像フォーマットで表現することはできないとのこと。
しかし、HDRビデオではこの色を表現することができ、QRコードは実際は、CSSでQRコードのアルファマスクを適用した、非常に明るい白のピクセを含む埋め込み動画になっているそうです。
GitHubには動画の埋め込み方や、Final Cut Proを使用した動画の作成方法も掲載されており、悪用しないよう警告もされています。
Hacker Newsではこの情報に関する議論が行われており、「これはかなり前から知られていることで、CSSをハックをすれば、任意のHTML要素に(スーパーホワイトを)使うことができる」「macOSではBetterDisplayやVivid、BetterTouchToolといったアプリを使って、ディスプレイ全体のHDRモードを有効にすることができ、外での作業が格段にしやすくなる」といった指摘も行われています。