Appleは本日、スペシャルイベントで大量の新製品を発表しました。まずソフトウェアではMac用の新しいOSである「OS X Yosemite」が公開されました。UIをフラットに刷新し、iOSデバイスとの連携が可能になる様々な新機能が導入されたYosemiteがすでにダウンロード可能になっています。
ハードウェアでは、「iPad Air 2」と「iPad mini 3」、27インチの5Kディスプレイを搭載した「Retina iMac」、そして最後にMac mini民待望の新型「Mac mini」が発表されました。
スペック等は公式サイトで確認するのが確実ですが個別に気になったところをピックアップしてみたいと思います。
OS X Yosemite
OS X Yosemiteは既にMac App Storeからダウンロード可能になっています。
OS X Yosemite
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料
インストール条件はMavericksと同じなので、現在Mavericksが動いているMacならばインストールできるはず(インストール方法などは別のエントリーに分けたいと思います)。
詳細なレビューがArs Technicaで公開されるので、変更点を確認されたい方は参照してみてください。
iPad Air 2
iPad Air 2は、だいたい事前リーク情報通りのスペックで登場しました。6.1mmに薄くなり重量も437gへ軽量化(以前は7.5mmで469g)、ゴールドモデルが追加、プロセッサはA8Xに変更、M8モーションコプロセッサ搭載、Touch IDを搭載、Wi-Fiは802.11acに対応。ストレージは16GB / 64GB / 128GB。価格は53,800円(税別)からとなっております。
気になるRAM容量に関する公式情報はなし。
ちなみにiPadは従来版も併売していくらしく、スペックや価格の違いは公式比較情報がとても参考になります。
iPad mini 3
大幅に変更されたiPad Air 2と比べるとiPad mini 3は小幅な変更です。目立った変更点はTouch IDが追加された事ぐらいで、CPUはA7のまま、サイズも同じ。従来機種であるiPad mini 2との価格差は1万円なので、これなら古い機種でも良いかもと思う人もいるかもしれません。
Retina iMac
iMacにiMac with Retina 5K ディスプレイモデルが追加されました。価格はなんと258,800円から。高いように思えますが、現在の5Kディスプレイ単体での価格を考えるとかなりお買い得なモデルかもしれません。
その他のスペックは3.5GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ、8GBメモリ、1TBのFusion Drive、AMD Radeon R9 M290Xなど。カスタマイズでCPU、メモリ、ストレージ、GPUなどを強化することもできます。
新型Mac mini
2012年以来新型も出るが発表されなかったMac miniの新モデル「Mac mini Late 2014」がついに発表されました(TechCrunch日本版)。筐体などは変わっていないように見えますが、PCIeベースの高速フラッシュストレージの追加(全モデルではない?)、Thunderboltを2ポートに、WiFiの802.11acへの強化など最低限の進化は遂げているように思えます。
従来り3モデル構成で、一番安い梅モデルは52,800円から。ただしこれはプロセッサが1.4GHz Core i5とかなり弱いので、竹モデル以降が狙い目かもしれません。残念なことに全モデルデュアルコアCPUなので、マルチコア対応のベンチマークスコアがどれくらいになっているのかGeekbenchのスコアが気になるところです。
控えめなアップデートですがMac miniユーザーが懸念していたディスコンの危険性はとりあえず去ったということで、とりあえずめでたいですね。