KGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏は先月、Appleがハイエンドのオバーイヤータイプのヘッドホンの開発に取り組んでいるとの調査レポートを公開しました。本日Bloombergこれに続き、レポートを裏付けすることになるさらなる詳細な情報を伝えています(MacRumors)。
Bloombergは以下のように、Appleがノイズキャンセリングヘッドフォンを開発中だと伝えています。
The Cupertino, California-based technology giant is working on noise-canceling, over-ear headphones that rival headsets from market leaders like Bose and even the company's own Beats by Dre brand, according to people familiar with the product's development. The company plans to launch the headphones as early as the end of this year, but has faced development challenges that might push back the release, the people said.
カリフォルニア州クパチーノに本拠を置くテックジャイアントは、Boseのような市場リーダーや、自社のBeats by Dreブランドにも匹敵するノイズキャンセリング、オーバーイヤ型のヘッドフォンの開発に取り組んでいるという。 同社は今年末にヘッドフォンを発売する計画だが、開発の課題に直面しているため、リリースを遅らせる可能性があるという。
Appleは2014年にBeats MusicとBeats Electronicsを買収し、昨年W1チップとPure Adaptive Noise Canceling技術を採用した、Beats Studio3 Wirelessオーバーイヤーヘッドホンを発売しました。Pure ANCは周囲の騒音を遮断すること以外に、フィット感を分析し、髪や眼鏡、さまざまな耳の形や頭の動きが原因によって起こる音楽の漏れを調整することができるメリットがあるとされています。
BeatsやBose、ソニーが販売するハイエンドのノイズキャンセリングヘッドホンは350ドル程度の価格に設定されていますが、AppleがHomePodsでライバルのSonosより100ドルほど高い価格を設定した戦略が今回も採用されるとすると、最も高価なノイズキャンセリングヘッドホンとして登場する可能性もあると見込まれています。
ノイズキャンセリングヘッドホンブランドとしては、BOSEのQuietComfortシリーズが有名ですが、Appleの新型ヘッドホンによってこの勢力図が変わってしまうのか注目を集めそうです。