米国在住のAppleの従業員が、iOS 11.1搭載デバイスを利用した「Apple Pay Cash」のテストを始めているようです(MacRumors)。厳密にはテストは先週から始まっていたそうですが、大部分は現地時間3日から始まったとのこと。
MacRumorsのフォーラムメンバーChuck SaaS氏の情報によると、テスターはiOS 11.1をダウンロードし、内部限定で配信されているベータプロファイルをインストールした上、さらにApple IDをApple Pay Cashのホワイトリストに登録する必要があるとのこと。
同氏は2つのスクリーンショットを公開していて、一つはセットアッププロセスのもの、もう一つは送金時のものとされています。
Apple Pay Cashはメッセージアプリ等を通じて個人間の送金を可能とする技術です。
現金を送る場合、登録されたデビットまたはクレジットカードから送金可能で、受け取り側はウォレットのApple Pay Cashカードに保存され、購入時に使用したり、銀行口座に送金することが可能です。クレジットカードによる送金は3%の手数料が、デビットカードからの送金手数料は無料です。
ウォレットで利用可能なApple Pay Cashカードは米国の「Green Dot」と提携して利用可能となっています。このため日本国内でそのように展開されるかは不明ですが、今後に期待できそうな技術です。