Appleが開発中のAR/VRヘッドセットに搭載されるとされるOS、「realityOS」に関する言及が、App StoreアップロードログとAppleオープンソースコードの中で発見されたことが分かりました(MacRumors)。
AppleのAR/VRヘッドセットは、これまで「rOS」と呼ばれる新しいオペレーティングシステムを搭載すると予想されていましたが、これが「realityOS」の略称だった模様。内部的には「Oak」というコードネームで呼ばれているようです。
GitHubのソースコードの中に「realityOS」という文字列が見つかったというツイートが注目を集めています。
Looks like #Apple just accidentally confirmed #RealityOS. 🥽
Whoops!https://t.co/IEowqdVcf2 pic.twitter.com/LsNRRalGld
— matthewdavis.eth (@IAmMatthewDavis) February 9, 2022
ソースコードを確認するとプラットフォームの判定部分で「Platform::realityOS」が使用されていることが分かります。
#if TARGET_FEATURE_REALITYOS // allow iOS executables to use realityOS dylibs if ( (processPlatform == Platform::iOS) && this->builtForPlatform(Platform::realityOS, true) ) return true; // allow iOS_Sim executables to use realityOS_Sim dylibs if ( (processPlatform == Platform::iOS_simulator) && this->builtForPlatform(Platform::realityOS_simulator, true) ) return true; #endif
著名開発者のSteve Troughton-Smith氏によると、このソースコードから、少なくとも、1)独自のOSとバイナリが存在する事、2)realityOSシミュレータが存在する事が確認できたとのこと。
“#if TARGET_FEATURE_REALITYOS”
Well then. This at least confirms it 1) has its own OS & binaries, and 2) has a realityOS Simulator https://t.co/6a25kWshXR pic.twitter.com/RyF5O5gFjg
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) February 9, 2022
AppleのAR/VRヘッドセットは、当初2022年のおそらくWWDCで発表するとみこまれていましたが、開発上の問題が残っており、2023年まで遅れる可能性があるそうです。