最初のARM搭載Macは12インチMacBookに? - 悪名高いバタフライキーボードの復活もあり得るとの予想

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Macbook

Appleは6月22日(現地時間)に開催するオンラインイベントWWDC20で、MacをARMベースのプロセッサへ移行する計画を発表するとの噂が流れています。今回この噂に関し、著名なリーカーのFudge(@choco_bit)氏が、Appleがなぜ、どのように、いつARMベースのMacへ移行するのか、アプリやBoot Campはどうなるのかなどについて、同氏の考察の一部を公開しています(MacRumors)。

この情報によると、ARMベースのMacの導入は、2016年のMacBook Proに対するT1コプロセッサの導入および、T2コプロセッサへの更新から始まる多段階のアプローチに基づくものとのことです。これらのチップはAppleが設計したARMベースのチップで、重要なセキュリティ機能やコントローラー機能を提供し、完全なARMチップを搭載したMacへの移行における重要なステップとして機能しています。

またAppleはCatalystプロジェクトでiOSとmacOSのアプリの統合にも取り組んでいて、独自のARMベースのチップがその目標をさらに促進すると指摘しています。

実際にARMベースのチップを搭載したMacとして最初に登場するのは12インチのMacBookになり、薄さと軽量性から、悪名高いバタフライキーボードの復活もありうると主張しています。この12インチのMacBookは、販売終了になった旧モデルと同じデザインだる可能性があり、5G通信がサポートもありうるようです。

なおARMベースのMacへの移行期間の間、ARM/Intel Mac両方で動作するアプリをサポートするため、Appleがとることができるいくつかの方法があるとしています。

  • 開発者がアプリのx86_64とARMバージョンの両方をビルドする。App Bundleは、OS Xの黎明期からPowerPCへの移行以来、複数アーキテクチャのバイナリをサポートしてきた。
  • App Storeの、アーキテクチャに依存しない方法で配布されているアプリに移行する。dyld3の新しいアーキテクチャなど、これを示唆するソフトウェアの変更がいくつかある。
  • シリコン内のx86_64命令デコーダ - シリコン設計で発生する大きなオーバーヘッドと、潜在的なライセンスの問題のため、ほとんどありえそうにない。
  • 公証の提出を使用したサーバーサイドの事前のトランスパイレーション(x86コードを同等のARMコードに変換)。
  • 完全なエミュレーション、Windowsの「ARM」リリースで採用されたアプローチに似ているものの、非常に不十分。

Boot Campに関しては、パフォーマンスの問題と、ARMベースのマシンでのx86_64のエミュレーションが困難なため、Windowsが新しいアーキテクチャー対応するまで、Appleが機能を完全に放棄する可能性があると説明しています。

オンライン限定イベントになり注目度が下がったかに思えたWWDCですが、開発者だけではなく一般ユーザーからも大きな注目を集めるイベントとなりそうです。

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