
macOS 27 Golden Gateでは、SiriとApple Intelligenceで使用される数十GBのAIモデルが自動的にダウンロードされ、ストレージを圧迫するという問題がコミュニティで議論をよんでいます。とくに256GBのストレージを搭載したMacでは影響が深刻で、アップデートによって使用可能なストレージが一気に消えてしまったという声も少なくありません。
現在これを回避する公式の方法は存在しないものの、ユーザーが実際に試した複数のワークアラウンド(回避策)が2つまとめられています。
1. Siriの言語をシステムと異なる言語に設定する
もっとも手軽で副作用が少ない方法として紹介されているのが、Siriをオフにしたうえで、システム言語と一致しないSiri言語を設定するというものです。たとえば、macOSの言語が「English (United States)」なら、Siriを「English (Ireland)」にするなど、意図的にミスマッチを作ります。
この設定により、AIモデルのダウンロードが抑制されるケースが報告されています。ただし、iPhoneやiPad側にも影響する場合があるため、複数デバイスを使っている人は注意が必要です。
省データモードを有効にする
もうひとつの方法は、ネットワーク設定で省データモード(Low Data Mode)をオンにするというものです。この設定を有効にすると、AIモデルのダウンロードが停止し、削除したモデルが再度落ちてくるのを防げます。
省データモードはmacOSアップデートやiCloud同期にも影響するため安易に設定すべきものではありませんが、確実に止まるのはこれだけという声もあり、現状もっとも安定した回避策と見られています。
モデル削除の手順
いずれかの設定を適用した後、以下の手順でAIモデルを削除できます。
- Macを再起動し、リカバリーモードへ
- ディスクユーティリティでDataボリュームをマウント
- ターミナルを開き、次のディレクトリへ移動
cd /Volumes/Data/System/Library/AssetsV2
- AIモデルを削除
rm -rf com_apple_MobileAsset_UAF_FM*
- 未完了のダウンロードがある場合
rm -rf downloadDir
この操作はSIPを無効化する必要がなく、AI機能を再度使いたい場合は、変更した設定を元に戻すだけでOKだとのことです。
まだ完全な解決策は存在しない
一部ユーザーからは「再起動後にモデルが再ダウンロードされた」という報告もあり、環境によって挙動が異なるようです。また、macOS 27ではAI関連プロセスが複数存在し、どれがダウンロードを担当しているかもバージョンによって変わるため、恒久的な対策はまだ確立されていません。
現時点では回避策を探しながら、ユーザー側で対処するしかない状況です。
