GitHubが開発するプログラミング向けのテキストエディタ「Atom」の初の安定版となる「Atom 1.0」がリリースされました(公式ブログ、Releases)。現在公式サイトより、Linux / Mac / Winodws用のバイナリパッケージ、およびソースコードをダウンロードすることができます。
Atomのリリースは公開以来155回を超え、パフォーマンス、安定性、機能性、モジュラリティなどさまざまな面で改良が行われてきました。スクロール、タイピング、起動時間などの面で高速化や、Windowsインストーラー、Linuxパッケージの追加、パネルリサイズ、マルチフォルダープロジェクトのようなリクエストの多かった機能も追加されています。
Atomは1.0が到達したことで、テクノロジーの基盤は安定したとみなされ、今後は、プラットフォームのポテンシャル最大限に活かす方向での開発が行われるようです。例えばgitをディープに統合したテキストエディタや、ソーシャルコーディングの実装、パッケージ開発者が好みの言語でIDE級の機能を実装するためにはどうすればよいのか…といったことが考えられている様子。
まだ安定してなさそうなのでちょっと…と敬遠していた方もこれを機会にためしてみてみると良いかも知れません。
VimやEmacsの代わりとはなりませんが、GUI系テキストエディタ業界にはかなりのインパクトを与える存在となりそうです。