AV-TESTが先日発表した調査レポートでは、Microsoft Defenderは保護性能は高く評価されたものの、実行中にシステム負荷が高くなり、フォーマンスに関しては最低点に終わってしまいました。
今回、マルウェア対策テスト会社であるAV-Comparativesが、2023年2月〜3月に実施した実世界保護テストの調査結果を発表し、Microsoft Defenderがすべてのテストサンプルをブロックできた事がわかりました。
実世界保護テストはWebの脅威を扱うもので、システム上のマルウェアを対象とするマルウェア保護とは異なる領域の性能をテストしています。Defenderは260件のサンプルを100%ブロックすることができ、誤検知は2件のみと非常に優秀な結果を出しています。
なお、ロシアのKasperskyは100%ブロックに成功し、誤検知もゼロという完璧な結果を残しています。BitdefenderやTotal Defenseも100%ブロックすることができ、誤検知の警告は1件のみでした。
誤検出が最も多かったのはトレンドマイクロの27件となっています。
テストの詳細はAV-Comparativesの公式サイトで確認可能です。
[via Neowin]