ドイツに本拠を置くセキュリティソフトウェア調査会社AV-TESTが、Winows 11のホームユーザー向けのセキュリティ製品を比較した2023年9月〜10月期のレポートを公開し、Microsoft Defenderはパフォーマンスが5.5と満点の6点に届かなかったことがわかりました。
同社が実施するテストは、セキュリティソフトをシステムの保護、パフォーマンス、ユーザビリティの3つの観点で評価するもので、それぞれ6ポイント、合計で18ポイントが最高得点となります。テストは製品の最新の公開バージョンを用いて行われ、現実的なテストシナリオに重点を置き、実際の脅威に対して評価が行われています。
Microsoft Defenderは、保護、ユーザビリテは最高の6点を獲得していますが、パフォーマンス5.5点と0.5点減点されています。
内訳を確認すると、Defenderは「よく使うアプリのインストール」で悪いスコアとなっていて、9月の29%から10月の34%へと悪化しています(業界標準は17%)。また「人気のあるWebサイトの起動」でも12%から17%へとスコアが低下しています(業界標準は21%)。
18点満点を獲得したAvast、Avira、BitDefender、Kaspersky、McAfreeには届きませんが、Microsoft Defenderも優秀な製品に送られる「TOP PRODUCT」認定を受けることには成功しています。その他テストの詳細はこちらで確認可能です。