PerformanceTest、BurnInTest、MemTest86などのベンチマークソフトウェアで知られるPassMarkは、世界中のWindows PCのCPUスコアの平均値を2週間毎に計測しています。
今回の結果では2004年の計測以来、デスクトップPCとラップトップPCのCPUのアベレージスコアが初めて前年を下回ったことが注目を集めています。
2024年までは一貫してCPUのアベレージスコアは上がり続けていますが、2025年にデスクトップ(-0.5%)、ラップトップ(-5.7%)と下落しています。
So this is unexpected.
Average CPU performance in 2025 is going down.
Maybe first time in history?
Why, we don't know....
Maybe people buying cheaper hardware or low (electrical) power machines?
Maybe crap bloatware? Maybe Win11 vs Win10?https://t.co/WLhmTtHV81 pic.twitter.com/AkaoJ1zB9j— PassMark Software (@PassMarkInc) February 10, 2025
PassMark Softwareの公式アカウントもこの結果に対し想定の範囲外だとの見解を示しています。
これは予想外だ。2025年のCPUの平均性能は下がっている。歴史上初めてのことかもしれない。なぜかはわからない。人々がより安いハードウェアや低電力マシンを買っているのだろうか?くだらないブロートウェア?Win11とWin10の比較?
Hacker Newsでもこの結果に対する分析が行われており、世界的なインフレや実質賃金の低下、トップラインのハードウェアの価格がなかなか下落しないこと、ハードウェアの開発速度の低下、単一スレッド性能が上昇しないこと、Windowsの新バージョンのオーバーヘッドなど、さまざまな原因リストアップされています。