バッテリーの状態をターミナルで確認することができる小さなプログラム「Battery」。ターミナルでグラフを表示することができるSparkライブラリを使用していて、コマンドラインでも美しくバッテリー残量を表示することができます。
グラフの表示方法や色のカスタマイズ、tmuxへの組みも可能。環境はMac OS XとLinuxに対応しています。
インストール
MacでHomebrewを使っているならば以下の方法でインストールするのが簡単です。
$ brew tap Goles/battery $ brew install battery
Homebrewを使わない場合やLinuxの場合など、その他の環境におけるインストール方法は公式サイトのドキュメントを参照してください。
使用方法
ターミナルを開いていコマンドラインから実行します。
$ battery
オプション無しだとSparkを使った棒グラフでバッテリーの残量を知ることが出来ます。
▲グリーンがバッテリー残量あり。黄色が中間。赤が危険状態を表しています。
$ battery -a [81%] [======== ]
▲-aオプションを指定するとASCII形式で表示されます。
$ battery --help battery: usage: general: -h, --help print this message -p use pmset (more accurate) -t output tmux status bar format -a output ascii bar instead of spark's colors: -ggood battery level default: green or 1;32 -m middle battery level default: yellow or 1;33 -w warn battery level default: red or 0;31
▲--helpでヘルプが表示されます。「battery -g "0;32"」のように実行するとgood状態の色を変更することができます。
▲実際に表示される色はターミナルのANSIカラー設定によって決まります。"0;32"は"上の行の左から3番目の色となります。詳しくはBash Prompt HOWTOなどを参照ください。
set -g status-right "#(/usr/local/bin/battery -t)"
▲また~/.tmux.confに設定を追加し、tmuxと組み合わせて使用することもできます。
まとめ
Batteryはシェルスクリプトで実装されたプログラムです。それほど長くないプログラムですので、どのようにバッテリー情報を取得しているのか、Sparkライブラリを使用しているのか確認してみるのも良いでしょう。BatteryのソースコードにはMITライセンスが適用されます。