BitTorrentは9月9日、高速ファイル同期ソフト「BitTorrent Syn」の最新版v2.2のリリースを発表しました(公式ブログ)。現在Mac、Windows、Linux、FreeBSD用の各デスクトップ版クライアントを公式サイトよりダウンロードすることができます(現段階では、ソフトウェアの自動アップデートでは配信されていないようです)。
バージョン2.2ではパフォーマンスの改良および不具合の修正、共有フォルダに新たなオプションの追加が行われるなどの変更が行われています。
また、このバージョンではライセンスプランの変更が行われていて、サブスクリプション製ではない「Pro Individual」プランの追加や、Feeプランの制限の一部廃止が行われています。
プランの変更
Sync 2.2で行われたプランの変更を確認するたには価格表を参照するのが分かりやすいかもしれません。
まず、Freeプランは、2.0で導入された「10個の同期フォルダ数の制限」撤廃され、同期できるフォルダ数が無制限となっていることが分かります(Unlimited number of folders)。
次に「Pro Individual」というライセンスが追加されています。これは個人向けのProライセンスで、39.99ドルを一度払えば「Save space with Selective Sync」(同期フォルダの中で同期する対象を選択することができる機能)と「Change folder access permissions」(フォルダのアクセスパーミッションを変更することができる機能)を利用することができるというプランです。
「Pro Teams」ライセンスに含まれる、サポート、チーム管理、開発者向けAPIは利用できませんが、支払いが一度限りで済むというのが大きな魅力です。
ただしgHacksは、「Pro Individual」ライセンスはライフタイムライセンスではなく、メジャーアップグレードがあった場合は、再度支払いが発生する可能性があるように解釈できると指摘しています。
Q: If I purchase a non-subscription license of Sync for personal use, will I be charged for major product updates in the future?
A: Non-subscription licenses will be subject to the standard product warranty but no Priority subscription support
要は普通のソフトウェア製品と同じ扱いということのようですが、その点は少し注意が必要かもしれません。
その他、ライセンスの移行など詳細はSync 2.2 FAQを参照することをおすすめします。