BitTorrentが公開するP2P技術を活用したファイル同期ソフト「BitTorrent Sync」。クラウド型のファイル同期ソフトと異なり、同期可能なファイル容量の制限がないのが魅力ですが、使っているうちに必要以上にストレージ容量を消費してし困ってしまうこともあります。
今回はBitTorrent Syncを使っていて、SSDやHDDの空き容量が急激に減ってしまった時にチェックしたいポイントを説明したいと思います。
削除ファイルを保存しない
BitTorrent Syncの同期フォルダ毎の環境設定を開きます。
フォルダアーカイブの削除ファイルを保存する」という設定項目が見つかります。このチェックがオンの場合、同期先デバイスで削除・変更されたファイルがローカルではアーカイブファイルとして保存され容量を圧迫してしまうのです。
単純に同期だけできれば良く、アーカイブファイルは不要という場合「フォルダアーカイブの削除ファイルを保存する」をオフにすると良いでしょう。
アーカイブファイルは、同期フォルダの下の「.sync/Archive」に保存されています。今すぐストレージの空き容量を増やしたい場合、手作業でArchiveフォルダを削除する方法もあります。
同期フォルダが「~/BTSync」の場合以下のコマンドで削除できます。
rm -rf ~/BTSync/.sync/Archive
保持期間を短くする
アーカイブファイルの有効期間を短くする方法もあります。
BitTorrent Syncの環境設定画面の詳細設定を選択し、その他オプションにある「最大アーカイブファイル有効期間」で変更できます。
アーカイブファイルは同期ファイルを復元できる便利な機能ですが、ストレージを余計に消費する弱点もあります。TPOに応じてオン・オフを切り替えた方が良いかもしれません。バックアップ機能の詳細に関して公式ドキュメントの「Does BitTorrent Sync support versioning? Is there an archive for old files?」でより詳細に解説されています。こちらもどうぞ。