Appleは先日、新型のMacBook Pro 2018とともに、外付けのGPUボックス「Blackmagic eGPU」の販売を開始しました。今回このBlackmagic eGPUのハンズオン動画が海外テックサイトMacRumorsにて公開されています。
Blackmagic eGPUは、AMDが2017年6月に発表した8GBのVRAM搭載のRadeon Pro 580 GPUを採用。iMac 2017のハイエンドモデルと同等のグラフィック処理能力をThunderbolt 3経由でMacBook Pro等に追加することが可能となっています(Thunderbolt 3は、MacBook Pro 2016あるいは、iMac 2017モデル以降で利用可能)。
デザイン性に優れた未来的な外観のアルミ筐体によって効率的な放熱を実現し、付属のファンが低速で動作することで18dbの静音動作が可能となっています。2つのThunderbolt 3ポートのほか、4つのUSB 3.1ポート、HDMIポート、および85Wの電力供給を実現し、接続時にMacBook Proに電力を供給可能です。
AppleのテストによるとBlackmagic eGPUは、15インチのMacBook Pro 2018のGPUと比べて2倍、13インチの2018 MacBook Proの内蔵GPUと比較すると6〜7倍の速度を達成しています。
残念ながら内部のGPUカードはアップグレードできない仕様ですが、ゲームやVR、動画編集、3Dグラフィックの制作などGPUを多用する用途で大いに活用できることが期待できます。
Blackmagic eGPUの価格は89,800円で、現在のお届け予定日は8月17日〜8月31日となっています。