Googleは3月29日(現地時間)、デスクトップ版Chromeブラウザの最新版Chrome 100をリリースしました(Chrome Releases、9to5Google、Phoronix)。
Chrome 100.0.4896.60 for Windows/Mac/Linuxでは、深刻度Highの脆弱性9件を含む合計28件の脆弱性が修正されています。セキュリティ関連の修正の詳細はChromium Security Pageで確認可能です。
Chrome 100ではデザインが刷新された新しいアイコンが導入されています。
新しいChromeのアイコンは完全にフラットになり、影が取り除かれ、青、赤、黄、緑がほんの少し明るくなっています。構成要素にも手が加えられていて、内側の円は大きく、外側の円はわずかに細くなっています。
その他以下のような新機能が存在します。
- Multi-Screen Window Placement API。特定のウィンドウを正確に配置する必要があるマルチウィンドウアプリケーション等で役立つAPI。使用例としては、画面をまたぐスライドショー、モニターをまたぐウィンドウダッシュボードを扱う金融アプリケーション、医療画像アプリケーション、マルチスクリーン対応のクリエイティビティアプリケーションなど。
- Digital Goods API。Webアプリケーションからのアプリ内課金を促進するために、Payment Request API(実際の購入に使用)と連携してデジタル商品を照会・管理するためのAPI。
- mix-blend-modeプロパティにplus-lighter値を追加。2つの要素の不透明度を0から1に、もう一方の要素の不透明度を1から0に変更することでクロスフェードを可能にする。
- Capability Delegation。フレームが制限されたAPIを呼び出す能力を放棄し、信頼する別の(サブ)フレームに能力を移譲する機能。
新機能の詳細はChrome Platform Statusで確認することもできます。
タイトル | Chrome 安定版 | |
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公式サイト | https://www.google.co.jp/chrome/browser/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7003-chrome-stable | |
説明 | Googleの開発するWebブラウザ。 |