先日リリースされた「Chrome 45」では、これまで課題とされていたChromeのメモリ使用量の多さや、CPUの使用率の高さを改善するためのさまざまな修正が行われていたことがGoogle Chrome ブログより明らかとなりました(gHacks、TechCrunch日本版)。
目次
タブ復元
修正の1つ目は、Chromeを再起動したときのタブの復元をより効率的に賢く行うためのもので、最も最後に使っていたタブを最初に復元することで、重要なタブの内容を素早く確認できるように改善されています。
またコンピューターが少ないリソースで動いているときは復元を中止し、貴重なメモリを消費しないような工夫も取り入れられています。
メモリ解放
修正の2つ目はメモリの使用量を改善するもので、Webページがビジーでないとき未使用のメモリをより積極的に解放することで平均10%程メモリ使用量が少なくなっています。
特にGmailのような複雑なWebページでは顕著な効果があり、1/4近くものメモリ使用量が削減されているようです。
Gmailを使ったデモ動画の最後で、Chrome 43では225MBメモリを使っていたのが、Chrome 45では165MBに劇的にメモリ使用量が現象していることが確認できます。
バッテリー持続時間
最後の修正点は、バッテリー持続時間の延長につながる修正で、重要でないFlashコンテンツを自動再生しないことでバッテリーの持続時間が15%ほど長くなることが期待できるそうです(今後数週間内に全てのユーザーの設定がデフォルトでオンになるよう変更が行われる計画とのこと)。