Googleは17日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」の最新安定版「Chrome 66」をリリースしました(Chrome Releases、9to5Google)。
Chrome 66.0.3359.117では、深刻度Criticalの脆弱性2件、深刻度Highの脆弱性6件を含む、合計62件の脆弱性が修正されています。詳細はChrome Security Pageで確認可能です。
Chrome 66では、Chrome 64で導入されたサイト毎のミュート設定が強化され、メディアの自動再生が抑制できるようになっています。メディアの自動再生が許可されるのは、メディアが音声を再生しない場合や、ユーザーが以前クリックした場合、メディアに興味を示した場合のみに制限され、予期せず音声付きの動画が再生されることが少なくなります。
また「chrome://settings/passwords」でアクセスできるパスワード管理画面に、サイトごとのユーザー名やパスワードをCSVとしてエクスポートすることができるボタンが追加されています。
▲パスワードは平文で保存され、出力時にユーザーのシステムパスワードが要求されます。
さらに一部のCSSプロパティで利用できるCSS Typed Object Modelの実装や、Promiseベースの方法でクリップボードが読み書きできる非同期クリップボードAPIの追加、AudioWorklet APIの導入も行われています。
その他以前から計画されていたSymantecが発行した証明書の信頼性の削除や、Specter CPUの脆弱性に対する緩和策「Site Isolation(サイト分離)」のトライアル導入が行われています。
新機能の詳細はChromium BlogやGoogle Developers Japanの情報が参考になります。
タイトル | Chrome 安定版 | |
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公式サイト | https://www.google.co.jp/chrome/browser/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7003-chrome-stable | |
説明 | Googleの開発するWebブラウザ。 |