Googleは12月4日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」の最新安定版「Chrome 71」をリリースしました(Chrome Releases、9to5Google)。
Chrome 71.0.3578.80では、深刻度Highの脆弱性13件を含む合計43件の脆弱性が修正されています。セキュリティ関連の修正の詳細はChromium Security Pageで確認可能です。
Chrome 71では、偽のシステムメッセージや、「閉じる」ボタンへの偽装、自動的なリダイレクトによってユーザーを意図しないサイトへ誘導するなど、不正な広告を利用したサイトで全ての広告をブロックすることができる新たなユーザー保護機能が追加されています。
また日付を"昨日"や"三ヶ月後"などの相対時刻表示に変換できるIntl.RelativeTimeFormat()関数が導入されています。このAPIは以下のように使用することができます。
const rtf = new Intl.RelativeTimeFormat('en');
rtf.format(3.14, 'second');
// → 'in 3.14 seconds'rtf.format(-15, 'minute');
// → '15 minutes ago'
その他ページのピンチズームを改良する非同期タッチパッドピンチズームイベントの追加や、COLR/CPALフォントのサポート、中国語や日本語の縦書き表示で下線位置を指定できるようになった"text-underline-position"の改良など多数の変更が行われています。
その他、新機能の詳細はChromium Blogの情報が参考になります。
タイトル | Chrome 安定版 | |
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公式サイト | https://www.google.co.jp/chrome/browser/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7003-chrome-stable | |
説明 | Googleの開発するWebブラウザ。 |