
最近、Chromeが突然4GBものAIモデルをダウンロードしているとの声がSNSで広がり、ユーザーの間に混乱が生まれています。しかし、Ars Technicaはこれは「新しい挙動」ではなく、実は2024年から続いていた仕様だったと指摘しています。
Googleは2024年移行、ChromeにローカルAI機能を段階的に導入しており、文章生成のHelp Me Write、タブ整理、詐欺検知といった機能のために、Gemini Nano(約4GB)を必要に応じてダウンロードしています。
ただし、このモデルがいつ導入されるかは、ハードウェアやアカウント設定、AI APIを利用するサイトを訪れたかどうかなど、複数の条件によって変わるため、突然現れたように見えるだけだとされています。
4GBでなぜ炎上したのか?
Chromeはクリーンインストール直後でも6〜8GBのディスクスペースを消費し、キャッシュや拡張機能でさらに膨らみます。その点から考えると、AIモデルの4GBは相対的に小さなサイズだといえるかもしれません。
とはいえ、ユーザーが使うかどうかも分からないAI機能のために、事前の確認なしで4GBを占有するのはどうなのかという疑問は残ります。Googleは「ストレージが不足すれば自動で削除される」とし、設定のシステムタブからローカルAIを無効化すればモデルも削除されると案内しています。しかし、そもそもユーザーに選択肢を提示しないままデフォルトで導入される点が批判の的になっています。

さらに、Chrome 148のリリース時期と重なり、ローカルAI設定の説明文が変更されたことも混乱を助長しました。以前は「データはGoogleに送信されない」と明記されていましたが、その文言が削除されたのです。
Googleは「仕様変更ではなく、Web上のAI APIの仕組みを正確に説明するため」と説明していますが、その真意が伝わりづらい状況となっていました。
AIデフォルトへの反発
2026年現在、「AIを避けたい」というユーザーも増えており、Chromeがユーザーの同意なしにAIモデルを導入する姿勢が反発を招いています。
GoogleはAIをデフォルトで有効化する方針ですが、プライバシーやストレージを気にするユーザーにとっては、もっと丁寧な説明と選択肢の提示が必要だと感じさせる出来事となっています。
