Chromeの最新アップデートで、ファイルダウンロード時に表示されるダウンロードバーが削除され、代わりにダウンロードトレイが表示されるようになった事がわかりました(Chromium Blog)。この変更はmacOS、Windows、ChromeOS向けに展開されています。
Googleは、Chromeの下部に表示されるダウンロードバーに以下のような欠点があったと説明しています。
- 画面下部の貴重なピクセルを占有するため、ウェブコンテンツの領域が圧迫され、一度に表示できるファイルの数が画面幅によって制限される。
- 自動的に消えず、一時停止/再開やフォルダで開くなどのアクションは、固定されたオーバーフローメニューからしか提供されなかった。
- モダンでインタラクティブ、他のブラウザのUIやブラウザのエコシステム全体のルック&フィールとの一貫性がなくなっていた。
新しいダウンロードトレイはChromeのアドレスバーの右側にあり、ダウンロード中はアニメーションリングが表示され、一目でダウンロードを確認することができます。ファイルのダウンロードが完了するとトレイが開き、自動的に閉じるので、簡単にアクセスすることができ、ダウンロード中も中断することなくブラウジングを続けることができます。
最初にファイルをダウンロードしたウィンドウだけでなく、任意のブラウザウィンドウで過去24時間のすべてのダウンロードのリストを表示することが可能で、トレイから、ダウンロード中のフォルダを開く、ダウンロードをキャンセルする、再試行する、ダウンロードを一時停止/再開するなどの操作を行うこともできます。
ダウンロードバーに戻す方法
このような優れた機能を持つ新しいダウンロードトレイですが、Redditの一部のユーザーは、新機能に不満を訴えています。
I don’t get why this kind of update is mandatory. I use the bottom bar all the time and this is a hindrance
なぜこのようなアップデートが必須なのか理解できない。私はいつも下のバーを使っているのに、これは邪魔だ。
幸い、新しいダウンロードトレイが不満な場合、フラグを使って戻すことができるようです。
- chrome://flags/#download-bubble を開く。
- Disabledを選択。
- Chromeを再起動する。
[via MSPoweruser]