現在Webサイトの多くがHTTPS接続をサポートするようになってきていますが、HTTPS接続はそのサイトが必ずしも不正なものではないと証明するものではありません。
Googleが、この事実をユーザーに対してより分かりやすく提示するため、HTTPS接続時に表示される鍵のアイコンを、より中立的なアイコンに置き換える変更を検討している事がわかりました(gHacks)。
Chrome Canaryビルドの93.0.4576.0以降では、「chrome://flags/#omnibox-updated-connection-security-indicators」フラグを「Enabled」に設定することで、この変更を有効にすることができます。
設定を変更すると、これまでの鍵のアイコンが下向きの矢印アイコンに変更されます。クリック時に表示される証明書の情報などは同じです。
最近行われたGoogleの調査によると、ほとんどのユーザーが鍵アイコンの意味を理解しておらず、正しく認識していたのはわずか11%で、残りの89%は間違った認識を持っていたとのこと。多くのユーザーはサイトへの接続の安全性を示す鍵アイコンを、サイトの信頼性と関連付けていたとのことです。
アイコンの変更によってGoogleの思惑通りにHTTPS接続の理解が進むのか注目を集めそうです。