昨年以来さまざまなレポートによって、オープンソースブラウザ「Chromium」をARM版Windows 10に対応させるための作業が進められていることが確認されています。
今回この作業の進捗が実際に確認できる情報が、Chromium Gerrits上に複数登録されているこことがわかりました(Windows Latest)。
最初の投稿は「Add Windows support to build/symlink.py」と題するもので、symlink.pyに対しARM版Windows 10のためにChromiumをクロスコンパイルするための修正が行われています。二つ目の投稿は「Add '.exe' suffix to imagediff symlink target」とタイトルがつけられていて、カスタム出力の名前として正しい ".exe"ファイル名を指定する必要があると説明されています。
なおMicrosoftのメインコントリビューターはTom Tan氏、Jon Kunkee氏の二人でこれ以外にも多数の変更に関与していることがわかります。Chromiumの成果がGoogle ChromeやChromium版Edgeに取り入れられて、いずれはこれらメジャーなブラウザがARM版Windows 10で登場することになるのかもしれません。