GitHubは10月29日(現地時間)、「GitHub Copilot for Xcode」のパブリックプレビュー版の提供を開始したことを発表しました(MacRumors)。
GitHub Copilot for Xcodeは、GitHub Copilotの各種機能をMacの統合開発環境Xcodeに組み込むもので、開発者の生産性を高め、開発スピードや全体的なコーディング体験を向上させることを目的としています。
GitHub Copilot for Xcodeは以下のような機能を提供します。
- コード補完: CopilotがXcodeにシームレスに組み込まれ、入力中にリアルタイムでコードの候補を表示する。
- 多言語サポート: GitHub Copilot for Xcodeは、SwiftやObjective-Cなど、Appleエコシステムで一般的に使用されている複数のプログラミング言語をサポートしている。幅広い言語サポートにより、好みの言語に関係なく、すべての開発者が Copilot のインテリジェントな支援の恩恵を受けることができる。
- 複数行のサジェスト: デフォルトでは、1行のサジェストが表示されるが、複数行のサジェストが利用可能な場合は、Optionキーを押しながらOption + Tabキーを押してサジェストにアクセスし、完全なサジェストを受け入れることができる。
- コンテンツのフィルタリング: 有害または不適切なコンテンツをサジェストから除外する高度なフィルタが搭載されています。これにより、すべての推奨コードが専門的な基準に準拠し、安全で尊重されるコーディング環境に貢献する。
- 公開コードに一致する提案をブロック: GitHub で公開されているコードに一致する提案をブロックする重複検出フィルタを有効にするオプションがある。
Copilot for Xcodeを利用するにはCopilotライセンスが必要です。すべてのCopilotユーザーは、パブリックベータにアクセスすることができ、具体的な拡張機能の利用方法はスタートアップガイドに掲載されています(スタートアップガイドは日本語版がありますが、Xcodeに関しては今の所英語版しかないようです)。