Micronが2018年に販売を開始した人気SSD「Crucial MX500」の製造が終了したことがわかりました(Tom's Hardware)。
正式な発表はないそうですが、ユーザーが保証を請求すると、MX500の製造終了を伝えられ、Crucial P3 NVMeドライブやその他の代替品の提供が行われているとのこと。ただし、Crucial MX500は在庫がある限り、Amazonやその他の小売店で購入することはできます。
Computerbaseが確認したところ、Crucialの広報担当者は次のように説明したそうです。
Crucial MX500は確かに素晴らしいドライブでした。私たちは新製品のためにラインアップに余裕を持たせており、近いうちに次の製品をご紹介できることを楽しみにしています
現在のマザーボードは複数のM.2を搭載していることも多く、M.2ドライブの選択肢も増えているため、以前よりSATA SSDの重要度は下がっているのかもしれません。とはいえSATAは安価であるためセカンダリストレージとして根強い需要が存在します。
Crucial MX500は、QLCより高速で信頼性の高いTLC NANDチップを採用し、さらに5年間の保証がついているため安心感がありました。ただし保証については、生産終了にともない、同等品へ交換出来なくなる可能性があることは考慮しておいたほうがよいと思われます。
CrucialのSATA SSDが完全に終了するのか、新しいTLCベースのSATA SSDが導入されるのか、今後の展開はまだわかっていません。定番のSATA SSDとして何台か購入したことがありますが、今までに壊れたりトラブルが発生したことはありませんでした。製造終了は残念です。