Linuxシステムは自由度が高く、UbuntuやRedHat等、大手のLinuxディストリビューションが気に入らない場合、ユーザーが自分好みのLinuxディストリビューションを作成することもできます。
本日紹介する「Damn Small Linux 2024」は、そのような個人開発系のLinuxディストリビューションで、とてもサイズが小さいという特徴を持っています。
2002年に作成されたオリジナル版のDSLはサイズが50MBと極小でしたが、時流の変化にあわせDSL 2024の制限は700MB以下までに緩和されています。サイズが少し増えたかわりに、古いコンピューターを使い続けるための実用性が高まっています。
DSL 2024では、BadWolfやDillo、Links2といったWebブラウザ、ワードプロセッサのAbiWord、スプレッドシートのGnumeri、動画プレイヤーのMPVなどのGUIアプリを搭載し、tmux、htop、vim、nanoなどの多数のターミナルベースのアプリケーションも利用できます。
aptが利用可能で、足りないものがあれば簡単にインストールすることもできます。「antiX 23 i386」をベースとしており、antiXの良さもできるだけ残しているとのことです。
日本語環境ではうまく動かないかもしれませんが、仮想マシンで仕上がり具合を確認するのは楽しいかもしれません。現在公式サイトからdsl-2024.alpha.isoをダウンロード可能です。