Microsoftは10月13日、DirectStorage 1.1に搭載される「GPU Decompression」によって、ゲームの起動速度が大幅に短縮される予定である事を発表しました。
解凍作業は従来CPU上で行われていましたが、GPUを利用することで大きなメリットがあるとのことです。DirectStorage 1.1では、NVIDIAが提供する新しい圧縮フォーマット「GDeflate」を 利用し、アセットのロード時間が2.36秒からわずか0.3秒へ短縮されるなど、最大3倍の性能向上を達成しています。またCPUを解凍作業に使用する必要がなくなったため、CPU使用率も100%から約15%へと大幅に削減されています。
DirectStorage 1.1のリリースと共に、開発者がGPU Decompressionを利用するために必要なすべてのものが含まれるDirectStorage SDKのアップデートが提供される予定です。このSDKには以下のものが含まれます。
- 解凍を実行するために更新されたDirectStorageランタイム
- コンプレッサーを含むGDeflate用ツール
- サンプル(上記のBulk Loadingデモを含む)
- ドキュメンテーション
GPUの2大メーカーAMDとNVIDIAは、DirectStorageを搭載したドライバを近日中にリリースする予定です。またIntelもドライバーの提供を約束しています。