MicrosoftのDirectStorage開発チームは11月7日(現地時間)、 DirectStorage 1.1をリリースしました。
DirectStorage 1.1には、読み込み速度が最大3倍または200%高速化する可能性があるGPU解凍機能(GPU decompression)を利用するために必要なものが全て含まれています。
GPU解凍機能のメリットは9月のブログ記事「DirectStorage 1.1 Coming Soon」で詳しく説明されており、読み込み速度が速くなるだけではなく、CPUが解凍作業に対応する必要がなくなるため、CPU使用率が驚異的に減少するというメリットもあります。
DirectStorageはWinows 10とWindows 11に対応していますが、新バージョンではWindows 11向けに「IOスタックに追加の最適化」が行われているとのことです。
リリースノートは以下の通りです。
The DirectStorage team is pleased to share that GPU decompression with DirectStorage 1.1 is available now. This new version of DirectStorage contains everything a developer needs to get started with GPU decompression.
What’s New:
- GPU decompression and GDeflate now available.
- Added EnqueueSetEvent to use Win32 event objects for completion notification.
- Performance improvements and bug fixes.
GPUによる解凍は、DirectX 12 + Shader Model 6.0 GPUでサポートされています。しかし、GPUハードウェアベンダーが、メタコマンドと呼ばれるハードウェアの追加最適化を提供できることができ、メタコマンドのサポートについては、以下のリンクから確認可能です。