大量のファイルやフォルダが存在する場合、名前やサイズ、作成日などを保存しておくと、ファイルの管理に役立てることができます。
本日紹介する「DirLister」はそのようなファイル一覧を作成することができる、Windows用のオープンソースツールです。
GUIを持ちプログラム内から対象のフォルダを選択して一覧を作成できるほか、エクスプローラーの右クリックから実行することも可能です。
以下のような特徴を持っています。
- 複数フォーマットの出力に対応: HTML、プレインテキスト、CSV、JSON、XML、Markdown
- ファイル名のフィルタリング可能(正規表現orワイルドカード)
- シェル統合: 送るメニューから呼び出し可能
- ファイルサイズを含める事が出来る
- メディア情報を含めるオプション
- 作成日変更日を含めるオプション
- ドラッグ&ドロップをサポート
- システム・隠しファイルを含めることができる
- 高速でオープンソース
以下使用方法を説明します。
DirListerの使用方法
最初にGitHubのリリースページから最新のzipファイルをダウンロードします。適当なフォルダに内容を展開し、中に含まれる「DirLister.exe」を実行します。
デフォルトでエクスプローラーの送るメニューに登録されるため、削除する場合は設定の「Enable shell integration..」のチェックを外しておきます。
DirLister.exeを起動すると以下のような画面が表示されます。
▲使用前に「Output」タブで設定を行います。最低限ファイルの出力場所となる「Output folder」を指定し「Set as default options」をクリックしておきます。その他「Output formats」では出力するファイルの形式が、「Additional information」では追加する情報が選択可能です。エクスプローラーへの統合設定もここで行います。
実際にファイル一覧を作成するには「Input」タブを使用します。
▲「Select folder」でリストを作成したいフォルダを選択し「Start」をクリックします。全てのファイルではなく特定のファイルに限定したい場合、右側の「Wildcard」や「Regex」を指定します。
作成が完了すると、先ほど指定した「Output folder」に指定した形式のファイルが出力されます。ファイルにはパスやファイル名、サイズなどの情報が含まれていることが分かります。
まとめ
DirListerはシンプルで分かりやすいファイル一覧作成ツールです。MPLライセンスが採用されたオープンソースソフトなので、機能が足らないと思った方は開発に貢献してみるのも良いかもしれません。
タイトル | DirLister | |
---|---|---|
公式サイト | https://github.com/SanderSade/DirLister | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7630-dir-lister | |
説明 | 送るメニューにも対応したオープンソースのファイルリスト作成ツール。 |