現在Appleが2016年秋の正式リリースに向けて絶賛公開中のiOS 10。誰でも無料で参加できるApple Beta Software Programも行われており、ベータ版のiOS 10をiPhoneやiPadにインストールしている方も多いでしょう。
とはいえベータ版は、しかたがない事とはいえ安定性の面では正式版には劣ります。一端iOS 10をインストールして気が済んだという方もいるかもしれません。
本日はこのような方のために、iOS 10ベータからiOS 9正式版にダウングレードする方法を説明します。
復元モードでリカバリ
ベータ版から現行の正式版iOSに復元する方法は、公式サイトで丁寧に解説されています。
今回はこの手順に従います。
iTunesが最新版であることを確認します。Windowsの場合はiTunesの更新を確認メニューで、Macの場合はMac App StoreでiTunesの最新版がリリースされていないかどうか確認しておきましょう。「iPhoneを探す」は無効にしておきます。
iOSデバイスをリカバリモードで復元します。iOSデバイスをPCやMacに接続し、スリープボタンとホームボタンを、以下の画面が表示されるまで押し続けます。
アップルマークが表示された後もボタンを押し続けてください。
▲「…に問題があります」というダイアログが表示されたら「復元」をクリック。
▲「工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか」というダイアログで「復元と更新」をクリックします。
▲最後に「このバックアップから復元」で復元したいバックアップを選択すれば完了です。
復元してしまうとOSはもちろんアプリやデータなどもバックアップを作成した際の状態に戻ってしまします。ご注意ください。
まとめ
iOS 10パブリックベータからiOS 9にダウングレードする方法を説明しました。
ちなみにApple Developer Programに登録している開発者ならば、サイトから直接OSファイルをダウンロードしてダウングレードすることもできます。この方法はまたの機会に説明したいと思います。