iPadをPC/Macのサブディスプレイとして使用することができる「Duet Display」。先日、Windows版のホストプログラムが公開され、早速インストールしてみたのですが、さきほどおかしな現象に気が付きました。
それは、Duet DisplayのWindows用プログラムをインストールした環境で、USB接続のサブディスプレイを接続すると「Visit OSBASE.com to license this device ...」という謎のメッセージが、USBディスプレイ側に表示される現象です。しかもこの文字列は一箇所に留まらず、画面上をあちこち移動するので、うざったいことこと上ありません。
一瞬ウイルスにやられたかとも思いましたが、すでに同様の現象報告している方がいるので、Duet Displayのせいだと言って間違いなさそうです。
今回この現象を解消する方法を説明します。なお環境は以下の通りです。
- Windows 7 Ultimate 64bit
- レノボ・ジャパン ThinkVision LT1421 Wide モニター
- DuetSetup.exe: ファイルバージョン0.8.1.0
- DisplayLink USB Graphics Software for Windows: 7.7M4
プログラムをアンインストールすることでとりあえず解決
先ほどのまとめでは、バックアップ済みのイメージから復旧するよりないとあり、かなり焦りましたが、試行錯誤の結果プログラムのアンインストールで元に戻りました。
その方法は以下の通りです。
↑まず、プログラムのアンインストールから「Duet Display」をアンインストールして再起動します。
↑再起動後、もう一度プログラムのアンインストールから、今度は「Kairos Display」をアンインストールして再起動します。
これで私の環境では、謎の文字列は消えました。めでたし。
深まるなぞ
最初、プログラムのアンインストールには「Duet Display」しか表示されておらず、これを削除すると「Kairos Display」が出現しました。Kairosは「Duet Display」開発元の名前なので、ウイルスなどではないと思いますが、この挙動は謎です。
ちなみに、ライセンスを登録せよといってきたOSBASEは、Windows系のディスプレイドライバーを開発している会社のようで、Duet Displayが使用している、OSBASEのドライバーのライセンス機能が誤作動しているように思えます。
とりあえず、この問題が解決するまで、WindowsでUSBディスプレイを使っている方は、Duet Displayのホストプログラムをインストールしないほうが安全かもしれません。
USBディスプレイを使っていない方は今回の話は関係ないと思われます。