Electron開発チームは12月20日、Electronの最新安定版「Electron 4.0.0」をリリースしたことを発表しました(公式ブログ)。最新版はelectronjs.orgからダウンロードするか、npmコマンドを使用し、「npm via npm install electron@latest」によってインストールすることができます。
Electron 4.0.0では、Electronを構成する各種コンポーネントが最新版に更新され、Chromium 69.0.3497.106、Node 10.11.0,、V8 6.9.427.24が同梱されています。
そのほかElectron固有のAPIの変更も行われており、remoteモジュールの無効化機能の追加や、remote.require() / remote.getGlobal() リクエストのフィルタリング機能の追加、JavaScriptによるAboutパネルの呼び出し機能の追加、WebContentsに対するetBackgroundThrottling(allowed)メソッドの追加などが行われています。
また互換性のない変更点として、Chromiumのサポート外になったことによるmacOS 10.9 (OS X Mavericks)のサポートの廃止や、シングルインスタンスロッキングの変更があげられています。
そのほか変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。