Emacs内でWebKitベースのフルブラウザを動作させる驚愕のテクニック「Emacs-WebKit」が公開されています(slashdot日本版)。
作者の目標は、Emacsに完全なブラウザを統合すること。w3mのようなテキストベースのブラウザや、xwidgetのようなEmacsのテキストワールドを破壊するものには飽きたらず、WebKitを使った完全なるブラウザの統合を目論んでいるようです。WebKitなのでテキストはもちろんJavaScriptを動かすこともできます。
概念図によると、EmacsのプロセスとPyQtのプロセスがプロセス間通信を行って動作。実際に動かすためには以下の手順に従います。
- PyQt5/PythonXlib/PythonEPCをインストール。
- emacs-webkitのソースコードをインストール。
- webkit.elをload-pathに追加して、webkit-open-url を実行。
環境はおそらくLinuxを想定しているのだと思いますが、実際に動作確認するところまではいけませんでした(今後時間がとれたら確認してみたいと思います)。実用性はともかく世の中には凄い人がいる…ということでエントリー。