Mozillaプロジェクトは本日、Firefoxブラウザの最新版「Firefox 35.0」をリリースしました(ベータ版リリースノート、gHacks、Phoronix)。現在公式サイトのダウンロードリンクはまだ更新されていませんが、Windows版、Mac版、Linux版を直接ダウンロードして更新することは可能です。
リリースノートによると、Firefox 35の新機能として取り上げられているのは以下の機能です。
- Firefox Helloにルームベースの会話モデルの追加。
- Mac OS X Snow Leopard (10.6)以降のOS Xで、ネイティブAPIを利用したビルトインのH264 (MP4)サポート。
- 反応を高めるための動的スタイル変更のハンドリングを改良。
- HTTP Public Key Pinning Extensionの実装(暗号化通信を利用した拡張された認証用)
また、HTML5関連の修正として、JavaScriptのletの意味変更、Resource Timing APIの実装、CSSフィルタがデフォルト有効化、WorkerでWebSocketが利用可能になる、CSS Font Loading APIのサポートが追加されるなどの変更が行われています。開発関連では::beforeと::after仮想要素の検証機能のサポート、Computed viewで、ノードにマッチしたセレクタにマウスホバーするとハイライトする機能が追加されています。
その他不具合の修正も行われています。正式リリースは明日ということですが、一足先に試したい方はどうぞ。