Mozillaプロジェクトは本日、Firefoxブラウザの最新版「Firefox 36」をリリースしました(英語ベータ版リリースノート、日本語ベータ版リリースノートgHacks、Phoronix)。現在公式サイトのダウンロードリンクはまだ更新されていませんが、Windows版、Mac版、Linux版を直接ダウンロードして更新することは可能です。もしくはソフトウェアアップデートによる自動更新機能を使って更新することもできます(Firefoxについてを開く)。
リリースノートによると、Firefox 36の新機能として取り上げられているのは以下の機能です。
- 新規タブページでピン止めしたタイルのFirefox Syncによる同期機能。
- HTTP/2プロトコルの完全サポート。HTTP/2はより高速で、スケーラブルで、応答性の高いWebを可能にする。
- Uzbek (uz)ローカライズの追加。
- 反応を高めるための動的スタイル変更のハンドリングを改良。
- 新しい設定画面の実装。ベータリリースサイクルの前半で有効になる。
また、Flash protected-modeサンドボックスがWindows環境で無効化される、-remoteオプションが削除される、RC4暗号を可能な限り受付内容に変更する、1024ビットのRSA鍵と証明書を段階的に廃止されるなどの変更や、HTML5関連の修正も多く行われています。
今回のリリースで最も注目すべき新機能はHTTP/2のフルサポートかもしれません。先日承認されたばかりのHTTP/2プロトコルがいち早く実装されたことで、HTTP/2の高速性がどこまで活かされるのか注目されます。