Mozillaプロジェクトは本日、Firefoxブラウザの最新版「Firefox 38」をリリースしました(英語版リリースノート、日本語版リリースノート)。現在公式サイトのダウンロードリンクより、最新のFirefox 38.0をダウンロードすることができます。もしくはソフトウェアアップデートを使って自動更新することも可能…なはずですが、現段階ではバージョン38に更新することはできませんでした(Firefoxについてより)。
リリースノートによると、Firefox 38の新機能として取り上げられている機能は以下の通りです。
- 設定画面が新しくなり、タブを用いたものになりました
- ルビをサポートしました
- このバージョンに基づいて、次の延長サポート版 (ESR) が作成されます
その他、ユーザー名/パスワード入力用のフィールドで自動補完の無効化、URLフラグメントのパーセントエンコード/デコード時の取りやめ、RegExp.prototype.sourceが空の正規表現に対して"(?:)" を返すようになる、などの変更や、DRMコンテンツ再生のためのCDMサポートの追加といったHTML5関連の変更、開発者向け機能の変更、その他セキュリティ問題の修正が行われています。
目次
新設定画面
いくつか新機能を確認してみました
まず設定画面の変更から。Chrome風の(?)、Webブラウザ一体型のタブスタイルの設定画面となっています。
Rubyのサポート
Rubyといってもプログラミング言語Rubyではなく、"ルビ"(ふりがな)のサポートが追加されています。
日本はじめ、東アジアのユーザーからの要望が多かった機能らしく、rubyタグを使って"ルビ"を表示することができるようになりました。
<ruby>
<rb>とある<rb>科学<rb>の<rb>超電磁砲</rb>
<rp>(</rp><rt>とある<rt>かがく<rt>の<rt>レールガン</rt><rp>)</rp>
</ruby>
他のブラウザでも表示できるようになれば、便利な機能になるかもしれません。