Mozillaプロジェクトは12月15日、Firefoxブラウザの最新版「Firefox 43」をリリースしました(リリースノート、日本語ベータ版リリースノート、slashdot)。現在公式サイトより最新版をダウンロードすることができます。もしくはソフトウェアアップデート機能を使って自動更新することも可能です。
Firefox 43の新機能は以下の通りです。
- トラッキング保護機能つきのプライベートブラウジング機能の追加
- m4v動画再生のためのAPIサポートを改良
- Firefox 64-bit for Windowsがダウンロード可能に
- URLバーの検索候補を選択可能に
- Windows 8以降で、インプットフィールドを選択した際、スクリーン上にタッチキーボードを自動的に表示
- Firefoxのヘルスレポートが、テレメトリと同じデータ収集機構を使用するよう変更
その他開発者向けの新機能の追加や変更も多数行われています。詳細はリリースノートを確認することをお勧めします。
Windows用のFirefox 64bit版は、32bit版で問題なく動作する一部サイトでうまく動作しない可能性が存在しますが、これは近々サポートが終了するNPAPIプラグインに関連したものであるため大きな問題とはとらえられていない模様です。
またLinux版で期待されていたGTK3の導入は見送られ、GTK2のままとなっています(Phoronix)。GTK 3の導入はFirefox 45まで延期されるとのこと。