9月に正式版が公開される予定のFirefox 69には、Windows上で有効になる「Process Priority Manager」と呼ばれる機能が搭載される予定であることが分かりました(gHacks)。
Process Priority Managerのアイデアは、Firefoxが開いているバックグラウンドタブの優先度を下げ、アクティブなフォアグラウンドのタブの使い勝手を改良しようというものです。プロセスの優先度を適切に設定するためのヒントをWindowsに提供し、バックグランドタブで使用するCPU時間を減少させて、フォアグラウンドタブに利用できるCPU時間を増加させます。なおバックグランドタブでも、再生品質に悪影響があるメディアプロセスには影響しません。
Process Priority ManagerはFirefox Nightlyでは既に有効になっていいて、フラグによって変更することができます(オフにする事は推奨されていません)。
- about:configを開く
- dom.ipc.processPriorityManager.enabledを検索
- Trueで有効、Falseで無効になる。
ただし、現在のところ効果は限定的で、Mozillaが実施したテストでも「ページの読み込み時間、タブの切り替え時間、ユーザーの保持に関して測定可能な影響を及ぼさなかった」とのと。ただしリソースが少ない環境では全体的にプラスになる可能性があると見込まれています。