Firefox 96.0のリリースからわずか数日で、バグフィクスアップデート「Firefox 96.0.1」がリリースされました(gHacks)。最新版では今週Firefoxユーザーに影響を与えた接続の問題が修正されています。
Firefox 96.0では、正式リリースの直後から、ネットワークに接続できないという問題が報告されており、問題が発生した場合は接続が確立されず、Webブラウザーを使用してサイトにアクセスすることができないという現象が発生していました。
MozillaはTwitterで声明を発表し、クラウドプロバイダーによるデフォルトの設定変更が、FirefoxのHTTP/3バグを誘発し、設定変更を無効化することで、問題が修正されたことを確認したと説明しています。
Firefox 96.0.1ではこの問題が解決され、以下のような変更点が含まれています。
- content-length ヘッダの解析をより堅牢にするための改善(bug 1749957)
- Windows システムで「システムのプロキシ設定を使用する」が設定されている場合に、プロキシ規則の例外が機能しないことに対処(bug 1749501)
1つ目はFirefoxの接続に関する問題に対処するもので、自分で回避策を適用していたFirefoxユーザーは、about:configで環境設定network.http.http3.enabledを再びTRUEに設定することで元に戻すことができます。
2つは目は、Firefoxのプロキシ処理動作の問題を修正するもので、Windowsで定義された全てのプロキシ例外を使用せず、最初のものだけを使用していた不具合が修正されます。