Microsoftが 最近発見されたVisual Basic関連の不具合を修正する、Windows 7 SP1/Windows Server 2008 R2、Windows 8.1/Windows Server 2012 R2、Windows 10 Version 1709に対する更新プログラムを公開しました(gHacks)。
問題になっているVBの不具合は、2019年8月の月例更新で公開された全ての更新プログラムに影響していて、「Visual Basic 6(VB6)、VBA、VBScriptを使用するアプリがエラーで応答を停止する場合がある」という内容です。
不具合の原因は不明ですが、Windows 7/8.1など古いバージョンのWindowsでIE 11のVBScriptを無効にするという変更が行われたタイミングと一致しており関連が疑われていました。
今回公開された各更新プログラムのリリースノートには以下のような内容が含まれていて、VBの不具合が修正されている事がわかります。
Addresses an issue in which the following may stop responding and you may receive the error, "Invalid procedure call”:
- Applications that were made using Visual Basic 6 (VB6).
- Macros that use Visual Basic for Applications (VBA).
- Scripts or apps that use Visual Basic Scripting Edition (VBScript).
公開された更新プログラムは以下の通りです。
- Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1: KB4517297(Microsoft Update Catalog)
- Windows 8.1 and Windows Server 2012 R2: KB4517298(Microsoft Update Catalog)
- Windows 10 version 1709: KB4512494(Microsoft Update Catalog)
Windows 10 Version 1709用のKB4512494だけはWindows Updateの「更新プログラムのチェック」を利用してインストールすることができる模様です。
Windows 10の他のバージョンに対する更新プログラムの公開時期は不明ですが、更新プログラムが公開され次第お伝えしたいと思います。