fish 3.4.0がリリース - コマンド置換構文の拡張など新機能多数

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

S 20220314 103249

fish開発プロジェクトは3月13日、インタラクティブシェル「fish」の最新版「fish 3.4.0」をリリースしました。fishはユーザーフレンドリーなシェルとして、扱いやすさを念頭に置き開発が進められています。

v3.4.0の新機能としてはまず、コマンド置換構文の拡張が挙げられています。$(cmd)が(cmd)と同じ用途で使用できるようになり、また二重引用符で囲んで使用することで、行分割を防ぐことも可能となっています。

foo (bar | string collect)
# can now be written as
foo "$(bar)"

# and

foo (bar)
# can now be written as
foo $(bar)
# this will still split on newlines only.

fish_configにthemeサブコマンドが追加され、Web ブラウザを開く代わりに、端末で直接サンプルテーマを表示したり選んだりすることができるようになりました。例えば「fish_config theme choose Nord」を実行すると、現在のセッションでNordテーマをロードします。現在のテーマは「fish_config theme dump」で保存でき、カスタムテーマは「~/.config/fish/themes/」に保存できます。

setとread に新しいオプション--function が追加され、関数のトップスコープに変数を設定できるようになりました。「string pad」は、fishが知っている色のようなエスケープシーケンスを除外するようになり、「string length」に--visibleフラグが追加されました。

その他、glibcを使用しているシステムでのグロビングのパフォーマンスの改善や、オートサジェスト、fish_git_promptの修正も行われています。

その他にも多数の改良や、修正が行われています。変更点の詳細はGitHubで確認可能です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次