Microsoftは2023年7月、Windows 11 Build 25905(Canaryビルド)で「Fix problems using Windows Update(Windows Updateで問題を修正する)」と呼ばれる新機能を追加しました。
Microsoftはその後、製品版のWindows 11にもこの機能を導入しましたが、今回この機能の使用方法を説明したサポートページを新たに公開していることがわかりました。
このサポートページの情報によると、「Windows Updateで問題を解決する」はアップデートに関連する問題を解決するのに役立つ回復ツールで、使用すると現在のWindowsがデバイスに再インストールされるとのこと。ツールはすべてのアプリ、ドキュメント、設定を保持しますが、再インストール中は、必ずPCを電源とインターネットに接続しておく必要があるそうです。
使用方法が以下のように具体的に説明されています。
In the Settings app on your Windows device, select System > Recovery or use the following shortcut:
Open Recovery settingsUnder Fix problems using Windows Update, select Reinstall now
In the Fix problems using Windows Update window, choose if you want to allow the PC to automatically restart 15 minutes after the installation completes
Select OK when you’re ready to start the installation
The reinstall will take you to the Windows Update page in Settings. It will start downloading a repair version of the last operating system update that was successfully installed on your PC. Once the download is complete, the repair version of the update installs
Once the reinstall is complete, restart your PC if you didn’t choose to allow it to restart automatically
なお、「Windows Updateで問題を修正する」はWindowsの更新プログラムのインストールに失敗した場合にも表示されます。この場合、「システムファイルとコンポーネントを修復するために、現在のバージョンのWindowsを再インストールしてください」というメッセージが「今すぐ再インストール」オプションと一緒に表示されるとのこと。
この機能は、Windows 11 22H2以降のバージョンで、2024年2月のオプション更新プログラム以降がインストールされている場合にのみ利用できます。ただし、職場や学校などの管理されたPCでは利用することができません。
[via Neowin]